片頭痛は、男性よりも女性に多いとされている神経学的疾患で、成人の患者の75%は女性です。
頭の右側か左側のどちらかが、脈打つようにズキンズキンと痛むことが特徴で、軽いものから、吐き気や嘔吐を伴い、動けないほど激しい痛みを訴える方もいらっしゃいます。
また、音や光に過敏に反応したり、嗅覚が敏感になったりすることもあるようです。
なぜこのような症状が起きるのか、原因はまだはっきりとは分かっていません。
しかし、神経伝達物質の一種であるセロトニンという物質が関係していることと、脳の血管が拡張する際に起きることは確認されています。
セロトニンは、精神的なバランスを保つのが主な役割ですが、血圧や体温などとも深い関わりを持つ物質です。
セロトニンの分泌量が低くなると、イライラしたり痛みに敏感になったりするほか、血管の拡張も齎すとされています。
また、ストレスや睡眠不足、食べた物などによって、三叉神経から血管を拡張させる信号が送られ、脳血管に炎症を起こすことがあるほか、緊張し、収縮していた血管が再び拡張する際に、広がり過ぎて炎症を起こすこともあるようです。
ストレスから解放された時に痛みが出ると訴える方も少なくありません。
つまり、脳血管の拡張を抑えることが、効果的な治療法となるわけです。
マクサルトはそこを作用機序として、米国メルク社で研究開発されました。
ここでは、セロトニン受容体がカギを握っています。
セロトニン受容体にはたくさんの種類がありますが、この中でも、血管を収縮させる作用を持つ受容体と、血管拡張物質の抑制に関係している受容体の二つを刺激することで、脳血管は収縮させることができ、痛みを治療することができるのです。
マクサルトは、この二つの受容体を選択して刺激することができる薬です。
頭痛をはじめとした痛みの軽減によく利用される鎮痛剤は、痛みを鈍らせることが主な作用となりますが、これとは大きく違い、脳の血管を収縮させ、痛みの素にダイレクトに作用することが出来るため、進行してしまった片頭痛にも非常に有効だとされています。
さらに、吐き気や嘔吐、光や音に過敏になると言った症状にも効果を現します。
即効性も兼ね備えており、服用後、1時間もすれば薬効を感じることができるでしょう。
通常の錠剤のほかに、水がなくても服用できる口腔内崩壊錠もあり、痛みが辛い時に即座に飲むことができるよう工夫されています。
眠気を催すことがありますので、服用後は車の運転や機械類の操作などは控えましょう。
運動や入浴は避け、安静にしていることも大切です。

片頭痛薬のマクサルトで痛みを解消する|お薬なび